利尻岳

笠山東峰の眺め２

白石車庫バス停

バス停にあるあずま屋

　車道を横切り、七重、慈光寺方面への道を左に分けて、尾根を登っていった。途中で山腹に移り、雑木の斜面から、尾根に上ると旧国立天文台の白い観測ドームが見え、その横に出たところが堂平山である（下り経過１時間００分）。山頂は、広く、芝生に覆われ、その一角に一等三角点が置かれていた。
　帰路は、七重峠に戻り（下り経過１時間２０分）、西へ続く旧峠道をとって白石に下っていった。道なりに辿っていくと車道に出て、それを横切り、真っ直ぐ下っていくと、再び車道に出た。ここから車道を左に進んでいくと、白石川のほとりに下った。下流に向かって歩き、ほどなく白石車庫のバス停に着いた（下り経過２時間１０分）。

北：笠山、武尊山、皇海山、白根山、太郎山、女峰山、男体山方面

北：大霧山、岩菅山、白砂山、苗場山方面

南：雲取山、武甲山、甲武信ヶ岳方面

南：高尾山、大岳山、伊豆ケ岳方面

南：大持山、関八州見晴台方面

＜帰路の移動＞
　白石車庫バス停からイーグルバス乗り、小川町駅で降りた。小川町から東武東上線に乗り、川越で川越線に乗り換え、指扇で降りた。

	皆谷	萩ノ平	笠山西峰	笠山東峰
登り	７：２０	７：５０	９：０５	９：１０
	笠山東峰	笠山西峰	七重峠	堂平山	七重峠	白石車庫
下り	９：１０	９：１５	９：３５	１０：００－１０	１０：３０	１１：２０

登り：　１時間５０分　　　下り：　２時間１０分　　　合計　４時間００分

笠山西峰山頂からの眺め１

笠山東峰の神社

笠山東峰の眺め１

山頂にある天文台観測所

笠山西峰山頂２

笠山西峰山頂１

笠山から堂平山へ下る登山道

山頂への登山道

笠山山頂へもう少し

林道萩平笠山線の説明版

堂平山へ登り口（七重峠）

萩平笠山線の地図

ここから登山道になる。

萩ノ平より笠山に向かう

笠山西峰山頂からの眺め２

笠山西峰山頂の全景

＜全体的な感想＞

　第1に、萩ノ平集落から登山道に入って行く時、急坂で粘土状の赤土とV字型の窪みで、とくに滑るので、転ばないように注意してください。
　第２に、笠山山頂から下る時、急坂で転びやすいので、ロープがあるので、それを使い足場をよく確認して降りること。
　第３に、堂平山下山時：七重峠から旧峠道を下っていくとき、登山道が整備されていないため、足場が悪いので注意して白石車庫に向かって下さい。

＜今回の遠征＞
　９／１８
　笠山　⇒　　堂平山

　堂平山の素晴らし展望に出会い、今まで登ってきた山を思い出して、その山名について述べてみたい。
　　青い色の番号と山名をクリックして、詳細を見てください。
　第1に、南：大持山、関八州見晴台方面・・・
(432)大持山、小持山は武甲山から南に延びる尾根に並ぶ山である。奥武蔵の山々の中では標高が高く、自然も良く保たれており、静かな山歩きが楽しめる。高山不動尊は、奥武蔵の奥深い山中にあって、高幡、成田とともに関東三大不動尊の一つに数えられる。その高山不動尊とその奥の院がまつられた高台、(412)関八州見晴台を歩く。

　第２に、南：大岳山、伊豆ケ岳方面・・・
東京都の西、埼玉・山梨・神奈川の県境に広がる秩父多摩甲斐国立公園に属し、奥多摩三山のひとつである(430)大岳山。正丸峠から(413)伊豆ケ岳を経て子ノ権現へ至る尾根道は、奥武蔵のハイキングコースの中でもっとも人気のあるコースだる。左右に広がるパノラマの風景や四季折々の彩りが楽しめる。

　第３に南：雲取山、武甲山、甲武信ヶ岳方面・・・
東京、山梨、埼玉との都県境に位置する(066)雲取山は、東京都の最高峰にあたり、西に奥秩父の高峰を連ねている。東に長い石尾根を派生させ、北の秩父へ延びる尾根の末端には三峯神社が鎮座する。多様なコースが、山頂に通じており、技量や体力に応じ、四季を通して登れる。その昔、日本武尊がその堂々たる風格に感動し、武具を納めたという伝説が残る(418)武甲山。石灰岩の採掘が進みその山容は変わったが、今も昔も変わることのない秩父盆地のシンボルである。甲武信岳への道は、美しい渓谷と深い樹林帯をたどる、すばらしいコースだ。(067)甲武信岳は、千曲川、荒川、笛吹川の源流をなす、奥秩父の中心的存在だ。多くの花に彩られる山でもある。

　第４に北：大霧山、岩菅山、白砂山、苗場山方面・・・
(149)岩菅山は志賀高原の盟主で、最高峰の横手山（2305ｍ）に譲るが、標高２０００ｍ以上であり、開けた稜線はすばらしい。山頂からの展望もすばらしく遠く北アルプスまで一望できる。(148)白砂山は、端正として形容され、奇をてらったことが無く、美しさの際立った山だ。２０００ｍ以上の山なのに歩きやすく、好展望の山だ。山深い群馬、長野、新潟の県境にある。登山道は野反湖バス停八間山からの二本だ。(032)苗場山の頂上一帯には、周囲１０ｋｍにも及ぶ高層湿原が広がり、そのおおらかな景観が魅力となっている。湿原の池塘のほとりに生える植物ミヤマホタルイが、水田に苗を植えたように見えることから、苗場山の名がある。

　第５に北：笠山、武尊山、皇海山、太郎山、女峰山、男体山方面・・・
群馬県北部に位置し、日本武尊の東征の故事に名をちなむ(039)武尊山（ほたかやま）は、谷川連峰や尾瀬周辺の山々とは、一線を画すようにそびえる独立火山峰である。山頂部は、沖武尊を主峰に、前武尊、中ノ岳、剣ケ峰山など大小のピークが馬蹄形の稜線に連なている。(038)皇海山（すかいさん）は、足尾山塊のほぼ中央に聳えている。周囲は山深く、今なお原始性にとどめた景観と、松木川源流に聳え立つ突出した山容が魅力である。(222)太郎山は、戦場ヶ原の北東にあって、どっしりとした落ちつきをみせる独立峰。日光連山の中央に位置し、展望はすばらしい。高山植物が豊富で、初夏から初秋まで次々に開花する。日光駅から右前方に連なっているのが表日光連山で、その中でひときわ高いのが(124)女峰山だ。奥日光には小さな火山がたくさんあり、女峰山山頂からは男体山や大真名子山など火山による円錐形の山々が連なる特異な山容が見える。(036)男体山は、中禅寺湖の北岸に、円錐形に聳え立つ日光火山群の雄峰である。782年勝道上人が登頂をはたし、以後、山岳宗教の聖地となった。山頂には、二荒山神社奥宮が南向きに祀られ、山全体が、男体山の神域になっている。こうした歴史から、男体山の登山は、登拝といわれている。登山ルートは、南面の中禅寺湖畔から登るのが、正式ルートになっている。

２０１８年９月１８日
　　天候：晴のち曇

＜本日の移動＞
　指扇から川越線に乗り、川越で降りた。川越から東武東上線に乗り、小川町で下車。小川町からイーグルバスに乗り、皆谷で降りた。

皆谷バス停スタート

⇒近くの遊名山に戻る

　尾根道となって、植林帯を抜け、松の木の混じった自然林になると笠山の西峰は近くなってきた。笠山の西峰は、静かな山頂で、北斜面には、イワウチワの花が見られる（登り経過１時間４５分）。展望は小川町方面がわずかに開けているだけで良くない。東に少し進んだ東峰には、笠山神社が祀られてる（登り経過１時間５０分）。ここはまったく展望は良くない。東峰から西峰に戻り、堂平山に向かった。西峰からの下りは急坂となり、滑るので注意のこと。鞍部に下りついた所が笠山峠で、笠山峠の少し先で右に白石への道を分けている。そこから進んだところが七重峠で、車道が通じていた（下り経過時間２５分）。

　皆谷バス停から白石方面に左に分かれる車道に入っていった。すぐに道標を見て近道を進んでいった。登るに従って槻川の谷を隔てて、大霧山の稜線が見えてきた。やがて、尾根上に開けた萩ノ平の集落に着いた（登り経過時間３０分）。東に少し下ると標識があり、それに従って林道をしばらく進んでいった。山麓に入ったあたりで作業道が左に分かれる。そこに道標があり、それに従い、少し先で作業道を離れて、雑木林の斜面を登っていった。この辺は、春カタクリの群生で素晴らしい。山腹を上がっていくと、６１６ｍのピークに出るが、この東斜面、春シュンラン、カタクリ、ヤブレガサが群生する。　

【近くの遊名山から】　笠山・堂平山
　大霧山とともに、比企三山と呼ばれる笠山、堂平山は小川町の西に聳えている。この方面からは、笠山は美しい山容を見せており、別名乳道山とも呼ばれている。堂平山のどっしりとした姿もまた登高欲を誘う。