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　　＜今回の遠征＞
　　 　　　　　　　　　８／７　　　　　８／８　　　　８／９　　　　　　８／９
　　　　　　　　　　　悪沢岳　　⇒　　赤石岳　　⇒　聖岳　⇒　　　上河内岳

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	聖岳小屋	上河内岳	茶臼小屋
登り	１２：２０	１４：４５	１５：５５
	茶臼小屋	横溝峠	ウソッコ沢小屋	ヤレヤレ峠	畑薙大吊橋	畑薙第１ダム
下り	５：００	６：００	７：００−７：２０	８：１０	８：４０−９：３０	１０：３０

　小屋を過ぎると、鉄の橋を渡り、すぐに階段にさしかかった。この階段は滑りやすいので注意のこと。勾配の小さな沢沿いの道を進み、吊橋を３回渡って上河内沢の右岸に移った。ここから登り返しとなり、ベンチの設けられたヤレヤレ峠に着いた。（経過３時間１０分）
　峠から山腹をトラバースして鉄塔近くを通って尾根を下った。全長１８２ｍの畑薙大吊橋を渡り、対岸の東俣林道に移った。この林道を１時間ほど歩いて畑薙第１ダムに着いた。（経過５時間３０分）。　雨は、すでに上がっていた。畑薙第１ダムからしずてつジャストラインに乗り、静岡駅に１７時５０分に到着した。

＜前日の移動＞
　赤石岳を登り、百間洞山の家に泊まった。

　茶臼小屋を、５時出初発した。昨日の夕方から台風9号の影響で、標高２４００ｍの茶臼小屋は、雨と風が強く暴風の状態であった。そのため、光岳には行かず下山することにした。雨と風は、これから林道を下っていくので、稜線を行くよりは良かった。
茶臼小屋から尾根上を小さく折り返しながら下ると、狭い平坦地の樺段に出た。ここから２０分ほどで水場を通過し、シラビソとコメツガの林をひたすら下っていった。沢の音が大きくなってくると横溝小屋に到着だ。
　沢にかかる鉄の橋を渡り、横溝峠まで１５分ほど登り返す。（下り経過１時間）。　カエデの多い落葉広葉樹の中をつづら折に急降下して行った。階段を通過し、滝の轟音を聞きながら吊橋を渡れば、ウソッコ沢小屋が現れた。（経過２時間）。

　聖平から、シラビソとダテカンバが混じってた林の中を、緩やかに登っていった。やがて、はさまれたU字地形の野中に道がついていた。小石が敷き詰められた道をたどり、急な斜面を登りきると、上河内岳の分岐が現れた。この分岐から１０分ほどで、標高２８０３ｍの上河内岳山頂に着いた。(経過２時間２５分)。　山頂は、このコースで最も眺望のよいところだ。　聖岳や赤石岳、東岳がみごとに肩を並べ、東方を見れば大無間山まで、樹林に覆われた巨大な峰々が重なり合っていた。　　次に、縦走路の道まで戻った。分岐からは、足場の悪い岩混じりの下りとなっていた。　竹内門を通り過ぎ、茶臼岳から深南部に続く稜線を見ながら平坦な地形に入っていった。
　「お花畑」という表示板を通り、ここから一段下ったあたりは亀中状土と呼ばれる平坦な場所で、広い草原になっていた。亀中状土をあとにして、稜線上部に近づくと、なだらかでさわやかな縦走路となる。周囲に比べ、やや低くなった所が茶臼小屋分岐だ。ようやく、4日目に泊まる茶臼小屋に着いた。（経過３時間３５分）。