利尻岳

	沼山峠バス停	尾瀬沼東岸	俎嵓	柴安嵓
登り	６：００	６：５０	９：０３	９：３０
	柴安嵓	俎嵓	熊沼田代	尾瀬御池
下り	９：３０	１０：００	１１：１８	１２；００

＜前日の移動＞
　大宮駅から東武野田線に乗り、春日部で下車、そこから尾瀬夜行に乗換、翌朝会津高原駅に着いた。会津高原から会津バスに乗り、尾瀬沼山峠で下車した。

休憩をとり、俎嵓に戻り、尾瀬御池方向へ、北斜面を下降して行く。地形が複雑なので、指導標を確認しながら進んで行くと、熊沢田代の湿原に着いた。
そこから、樹林帯に入って、部分的に傾斜の強い山腹を下降して行った。
尾瀬御池に、12時に到着した。

すぐにデッチ窪からの登山道を合わせ、ハイマツとシャクナゲの山稜をたどり、岩塊の急斜面を登り切ると俎嵓に立った。さらに西の鞍部に下って、ハイマツの斜面を登ると、ひうち岳の最高点柴安嵓の頂上に立った。
眼下に尾瀬ヶ原が広がり、西に至仏山がゆったりと横たわっていた。また、地平線には平ケ岳や会津駒ケ岳、日光白根山、武尊山などが連なっていた。すばらしい。

沼山峠バス停を6時に出発し、針葉樹のオオシラビンの森に続く階段の木道を、ゆるやかに登って行くと,沼山峠展望台に着いた。ここから下りになって、森を抜けると大江湿原の北端に下り立つ。緑の湿原が終わり、すでにかれた情景になっていた。木道を尾瀬沼方向に歩くと、尾瀬沼北岸へ回る道と分岐する。この分岐を西へ折れて、尾瀬沼東岸に着いた。大江湿原に戻って尾瀬沼の北岸を回る道に進み、長英新道へ入っていく。ここから本格的な登山道だ。
樹林がダテカンバに変り、さらに斜面がササが覆うようになると、ミノブチ岳に出る。尾瀬沼がきれいに見えた。

【日本百名山から】
　燧岳は、西に向き合う至仏山とともに、尾瀬の景観を描くシンボル的な存在。関東以北では、日光白根山に次いで高く、福島県以北の東北地方では、最高峰を誇る。火山活動によって形成された山頂部は、最高点の柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳、赤ナグレ岳などの峰から成る。山麓には、尾瀬ヶ原をはじめとした大小の高層湿原と、尾瀬沼を抱く。登山道は５つのコースに分かれ、ここでは、東麓の沼山峠から登り、北麓の尾瀬御池に下るコースを行くことにする。